※Google企業と何か問題を起こしたわけではありません。SEOについての話です。

※閲覧者の時間を無駄にさせないためにあらかじめ言っておきたいのですが、何の解決もしていません。

ここ一月くらいブログの更新頻度が落ちているのですが、実はGooglebotと手を取り合って生きていくにはどうしたらいいのかと悶々と考えていました。

2019年現在、Google企業は一大帝国を築いている、という事実から目を背けることはできないわけで、インターネットで何かコンテンツを残そうと思うと、とりあえずGoogle検索流入から人が来ることを見込むしかないのです。私のような無名の個人サイト運営者(しかも圧倒的に読まれない創作小説ジャンル者)にとっては、特にそう。

しかし、人を呼び込むのは、本当に難しい。

最初に言っておくと、WordPressはインターネット上の孤島である

最近わかったことがあります。

このサイト、サーバーを借りてWordPressで構築しているのですが、なんと巷では「WordPressはインターネット上の孤島」などとWordPress使用者から言われており、普通にブログ記事を投稿してもまず人が来ないのですね。来ないらしい、じゃないです。友達いなかったらマジで誰も来ねえんですよ! 心肺停止状態すれすれのアナリティクス画面を見るのは拷問に等しいです。おいおい、最初から言ってくれよ、WordPressはやべえってことをよお……。

え、なんですって? 今からWordPressで個人サイトをはじめる? しかも創作ジャンル? 小説で? やめたほうがいいよ。途中で辛くなると思う。これは親切で言うけど、本気で本当の本当に、冗談じゃなく、人が来ないから。元からTwitterなどのSNSアカウントを持っていて、ポートフォリオ目的に運用するというのなら意義があると思います。他は無意味な気がする。サイトを持っていれば人が来ていた10年前とは世界が違うし、今はみんなTwitterにしかいないと思う。いまのネットはね、ブランクのある人にとっては異世界に来たのと同じくらい違いすぎると思う。(※情報系のブログであれば良好なのかもしれないけどこの検索結果を見て判断した方がいいと思われる)

どうしてWordPressは孤島なのかというと、たとえばブログサービスとして有名な「はてなブログ」だとスターを押したりはてブ機能があったりしてブロガー同志のコミュニケーションが前提としてあるから、少なくとも横のつながりはあるらしいんですよ。私は「はてな」を使ったことがないから、「そうらしい」としか言えないのですが。amebaブログとかもそのタイプなのかな? 実感が伴わないのでピンとこないのだけど、自分の中で、小説を「なろう」に投稿するか、HTMLで構築した個人サイトに掲載するかの違いみたいなものかなと理解しました。

そりゃ人が来ないわ(納得)

ジャンルの規模も影響する

他に人が来ない理由としてジャンル規模の小ささがあると思います。二次創作に触れている人ならピンと来ると思いますが、作品ごとに、集まる人の数に違いがあって、知名度の低い作品で活動していると、ファンが少なすぎるあまり、最初は楽しんで描いていたはずなのにある日ついに心と筆が一気に折れるという現象に見舞われることもしばしばです。反応がない、そもそも見てもらえない、何時間も掛けて作ったものの意味とは、私が描く意味とは一体なんだ、誰にも読まれない作品の価値とはなんだ……とダークサイドに堕ちてしまうのですね。具体的な数値はわからないけど、閲覧数に対するコメント率やファボ率など統計を出してもらったら、母数の大きさがいかに重要かというのが身に沁みそうです。閲覧数に対して何%が平均の反応率なのか、とか。すっげー低いらしいですけどね。

ある人は言いました。評価がそんなに欲しいなら、ジャンル移動しろと。

情緒抜きにして、人がいるのといないのとでは全然違うのね。これはもう仕方がないことだと思う。

で、私は創作小説なので、ジャンル人口=私オンリーなわけですよ。

うん、まあね。

私が私の創作ジャンルを布教してやんよ。

などと威勢のいいことを言っても、現実は厳しいですね。はい。気持ちの上では布教してやるぜと思うようにしたいですが、空回りしちゃいそうです。二次創作なら元の作品名で探してくれる人がもしかしたらいるかもしれないけど、一次の個人サイトはむつかしい。宇宙を一人でただよってように感じる時がある。

ちなみにですね、サーチに登録してますけど、ぜんぜん人が来ませんのであしからずご了承ください。今二箇所に登録させてもらっています。が、時代の流れは残酷です。更新報告しにいっても、訪問ユーザーは、両手十本分の指の数で足りるぐらいの人数でしょうかね。そうね、本当のことをいうと、十本でも多い気がするなぁって感じですが。あと他にも、サーチを登録しようかどうしようか悩んでいる「よろずりんく」さんのところでは、まだ試していないので、どうだろうと思いますが……

そういうわけで、10年前のやり方が通用しない今、Googleと和睦しなければならぬ、と考えているわけですよ。

でもね、私は悩んでしまうのです。今更どうやってGoogleと上手く生きればいいの?、と。

というかGoogle恐怖症だったわ

かつて、「二次創作で検索避けをしない者は人に非ず」というインターネットマナー意識が、徹底的に叩き込まれた時代がありました。私などは遺伝子レベルで組み込まれているといってもおかしくありません。過去にどんだけGooglebotをアクセス禁止にしまくったか。一訪問あるだけで発狂レベルですよ。どうせ拾われたって検索順位と流入数なんてたかが知れているのに。(昔なら公式に見つからないようにってのがあるんですけど、昔はネットのコンテンツも少なかったし、でも今は色々溢れすぎて公式ですら個人の趣味サイトを見つけるのが難しいんではないかと)

おかげで解析履歴にGoogleのクロールが残っているだけで心臓が跳ね上がり、脳みそが緊張でピーンと張り詰めるくらいです。「こいつ、さっきうちに来たのか?」とgoogle.comというリファラのURLを眺めて嫌な汗をかきはじめます。親に見つかったような気まずさが今でもあります。まあ自分でbot、呼んだんですけどね……。

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SEOを攻略できなければWordPressは永遠に孤島のまま

さっき、WordPressはインターネットの孤島だと言ったけど、SEOを研究して徹底すれば孤島じゃなくなります。ちゃんとGoogleが来てくれる! でも、今年9月末のGoogleのアルゴリズムアップデートで検索順位はサイトの専門性・権威性・信頼性を重視するとかで、薄っぺらいサイトは見向きもされなくなるし、今後も質が悪いサイトはGoogleからの評価が下がることはあっても、上がることはなさそうです。その道の専門職の人が当然に有利なんですよ。それに「オッケーGoogle!」の音声検索に対応したアルゴリズムもますます開発が進むだろうし、今までのキーワードの羅列はとっくの昔にGoogleから無視されてるし、SEO世界は競争が激しい。それだけウェブコンテンツが溢れているのだろうね。

それを踏まえた上で、自分のサイトを振り返ると、「ええ~~、そしたら、うちのサイト、明らか質が悪いサイトじゃん……」としゅんと肩を落としてしまいます。自分でいうのも悲しいけど、誰の役にも立たないサイトですよ。専門性? ねえよ、ねえ! 権威? なんのこと? 信頼性? 

(笑)

これだから無名のやることには意味がないって言ってるじゃないですか……。

Googleとの和睦の仕方がわからない

いや、そもそもの話、私の認識が間違っていたのです。

和睦しようなんて考えが浅ましかった。Googleとの和睦なんて、対等な関係で表現してはならなかったのだ。私は、Google大帝国の、とあるスラム街に住む、奴隷貧民並みの階級なのだと、知っておくべきだったのだ。階級は人気度と注目度によって比例します。

そーね、私自身を表現する、なにかひと目でぱっと他人の気を引く実績タグがあればいいんだけどね。「PV0から100万! 底辺からの作家デビュー」、とか、「三ヶ月で小説同人誌50冊を執筆、半年後には壁になりました」、みたいなの。そうすれば、少なくとも人に覚えてもらえるし、情報も信頼できそう。いや私も見たいよ、そんなバケモンが住むサイト。

そうそうGoogleの評価の大事な部分として、被リンクがどれくらいあるかを重視してるそうなのね。よくアフィリエイトブログで「シェアしてね!」って呼びかけてるでしょう? あれはね、シェアされると、Googleに「これはみんなが勧めるほどよいサイトですよ」って評価されるからなんだよ。検索順位に影響するの。だから普通はTwitterアカウントとか使って、まずは自分から宣伝する方がいいみたいね。でも今思ったけど、GoogleはSNSの自アカウントを把握してるのかな? いろいろGoogleアカウントと紐付けされてて何が何やらわからない状況なんだけど、最近のクローラーは頭がいいし、油断がならない。SNSの自薦は評価しない、という未来もそう遠くない気がする。

というわけで、話を戻すと、これからどうしようと悩んでいた一ヶ月だったのです。

私のサイトはどう考えても人の役に立たない情報しかない

とりとめのない日記、好きなのにな。

自分のサイトを訪れてブログを開いても「役に立つ情報なんてないんですけど」「何書いたらいいんや…」「また趣味サイト丸出しの日記書いたらGoogleから冷たい目で見られるんだろうな……」と一々考えてはそっとブラウザを閉じてPV底辺な日々を送っていたのでした。私のサイトよりPVがないサイトなんてこの世に存在するのか?

小説を書けば人が来るのかどうか、なんですが。

最近のクローラーはずば抜けて頭がいいのは確かにそうなんですよ。今のクローラーは特にキーワードがなくてもその記事が何について解説しているのか、きっと、おそらく、いや間違いなく、理解してる。

でもさ、小説の情緒なんてGoogleクローラー なんかに わかるわけないじゃんか。

ね? 話の盛り上がりなんて理解できないでしょう? クローラーがうちのサイトを拾っても、よくわからないけどやたら文字数はある小説らしきなにか、としか思ってないんじゃないですか? これがなんのジャンルの小説なのかすらわかってないでしょう? 下手したら動物虐待を書いた小説らしき何か、とか、怪物との戦争を書いたっぽい小説らしき何か、としか思ってないでしょう?? つまり小説ページから検索流入はまず見込めない。

仮に私の小説を読みたいという人がお友達以外でいたとしますよ。

Googleの検索ボックスからどういうワードで検索するんでしょうね、本当に……

多分、クローラーが、私の小説のキーワードがなんなのか理解できてないと思う。メタタグ使ってキーワード羅列してもGoogleは無視するって公式アナウンスしてるしね。昨今の「底辺作家の俺が異世界で居酒屋開いたら魔王が酔いつぶれたので人生相談乗った」とかタイトルにこれくらいのワードを散りばめないとクローラーに理解してもらうのは無理だと思う。 しかもクローラーのアルゴリズム的に(?)、h2などのタイトルタグを使わないと理解されないのか(?)ていう私のふわっとした印象があって、おいおい、小説に

<h2>酔った魔王が絡んでくる</h2>

とか冒頭はじめるわけにもいかねぇだろ、これ小説だぜ? みたいなしょうもない失望感があるわけですよ。いちいち書くわけ? こういうのを?

<h2>魔王城の隣に悪魔城が誕生したらしい 影響20選</h2>

<h2>エピローグ 地獄に落ちろ人間ども</h2>

的な? 

クロールよ、もっと賢くなってくれ!!!

(※実際のことはよく知りません)

そんなわけで、小説からの流入はひとまず置いておいて、むしろGoogleからもひとまず思考を置きかけているのですが、ときどきSEO意識したっぽい記事も書くんですけど(映画レビューとか)「あまりに人が来なくて寂しくなったんだな…」とそっと見守ってくださるとありがたいです……。ここまで来るとだんだん最初の目的がなんだったのかもよくわからなくなっています。とりあえず、炎上抜きにして、正しく人が来て欲しい。それだけなんだ。

大人しく投稿サイト使えよって思うけど、自サイトの小説をまるっと複製して投稿すると、Googleから、”自サイトが”複製サイトだと判断されてペナルティ食らうらしいですね。わ~い詰んでる~(キャッキャッ)

なんのためのサーバー代なのかも全くの不明だけど、私は自分のサイトが好きなので(独自ドメインも取得したし)、もうちょっとやってみようかなと思います。愛着湧いちゃいましたよ。

でもほんと、個人の創作サイトでPVを増やすにはどうしたらいいんでしょうね。思うのは、検索流入よりは、まずは、はてなブログやアメブロで活動したほうがいいんじゃないですかね。ファンを先に作っておくと。あと日本ブログ村とかのランキングに参加する。(これまだ機能してるのかな?)そして並行してTwitterでの活動も楽しくやる。コミティアなどのイベントに出るのもいいですね。イベント参加レポートとか、検索して読む人はいるだろうし、自分の本が売れるかどうかは誰しも気になるものだと思う。そんで、活動して、作家友だちを作る。そしたらTwitterで宣伝もできるし活動してたらフォロワーも増えるはず。なんだこれなろうみたいだな。どっちにしろTwitterがメインになるのですね……。でもね、やっぱり各種投稿サイトでやるのが一番効率がいいんだと思います。人がいるところで人に見てもらわないと、どうしようもないです。

全然駄目ですね。コミュ障だからこのSEOゲーム、攻略不明ですわ。

ダクソの全裸レベル4縛りより難しいぞ。

むしろソロでエンドコンテンツのレイド戦に突っ込むディビジョンプレイヤーの気分だ。(憎きファルコンロスト)

なにか良い知らせと攻略法があれば、経過を書きたいです。

PV底辺なのに何故か広告に手を出す始末(でも審査受かったから、まあいいか)

PV底辺なのに、独自ドメインを取得したので、軽い気持ちでGoogle AdSenseを申請しました。

嬉しいことに一つもはねられることなくすんなり通りました。これは結構気分が上がりました。 何が嬉しいって、AdSenseには無視されない程度のサイトなんだなぁと思って……。

PV少ないせいか、審査通るのに後回しっぽい感じで時間かかった気がしないでもないけど。二週間近く待ちましたね。創作系ってどうなんだろうなぁと思ったのだけど、まあ一応な気持ちで映画レビュー書きつつ、プライバシーポリシーを整えつつ、取って付けたようなパンくずリスト表示して、なんやかんや小説ページも説明加えたらどうにかなりました。Googleは創造性を尊重するってのは本当だったのかな? それとも映画レビューのおかげ? 記事数少ないけど。

今はAdSenseの表示テストをしているので(ごめんね、設定してもなかなか反映されないから、自分でもエラー起こしてるのかGoogle側の遅延なのかわからなくて、あちこち今貼ってる最中……)、すごく醜いところに表示されているのだけど、プラグインで表示箇所を調整できたらもっと邪魔にならない場所に貼りたいです。広告の内容もできるのなら調整したい。下品すぎるのは私も嫌です~。だって見た目かっこわるいし。

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(ちょいちょい貼ってます。どんな風に見えるのかまだわからない)

余談 英語圏はどうなのか

英語圏のインターネット創作ってどうなってるんでしょうね? 個人サイトはまだ存在してるのかな? とくに小説系。イラスト系や写真系はTumblrやinstagram、Twitterなどバンバン日本に入ってきてるけど、テキストメインのプラットフォームって全然聞かなくないですか? 言語の壁かしら。

ちょっと見てみたら、やっぱり英語圏でも個人サイトは厳しそうな雰囲気がぷんぷんしました。一応、個人サイトのリンク集? というか、作品リンク? みたいな一覧はすぐに見つかりましたが、だいたいみんな「Wattpad」とか「Novel Updates」とかで活動してるみたい。でもWattpadは巨大すぎるので投稿してもすぐ流れて埋もれるとか言われてて「どこも同じ問題を抱えているのだな」と思いました。どこどこのサイトにサインアップしたほうがいいよ的なアドバイスも見かけたので、やっぱりプラットフォームありきなのかも。ネットの発達って、同質を生みすぎて面白くないね。

そういうわけで、私が「見てくれるだけで嬉しい」というのは、上のような密かな苦労と諦めがあってのことなので……いや~ほんとに見てもらえた時のありがたさは五臓六腑に沁み渡ります。底辺ならではの味わいですね。

それにしても、これからの活動どうしよう? Googleさんよ……(深いため息)

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