金細工(レプリカ)
文字を持たないアンデス文明だったが、紐を編むことで記録をつけていたらしい。結び目で読み解く……のだったか? ケン・リュウのSF短編集「結縄」を思い出しました。

美術館で珍しく写真撮影可でした。てことは載せてもいいんだっけ?と思いながら。他にも撮りまくった。

(これからももっとこんなふうに、オープンにしてほしいね~~~)(どうでもいいけど、日本のやることなすことの禁止事項って精神性がケチくさいのなんでかな~~。東京の排除アートとか、貸家のペット不可多すぎ問題とか~~~撮影禁止とか~~~)(ケチは回り回って金が逃げてくと思う~~~)

それはそうと、アンデス文明展の話。芸術性が高くて驚きました。観察願の優れた人たちだったんだなぁ。一枚目のリャマと三枚目の最初のネズミとか見た目の愛くるしさもいいけどよく出来てるなぁと感心しきりでした。ネコ科の動物を模したものが多かったのも興味深い。犬よりも数が豊富だった。犬は一点くらいしかなかったような気が。ネコ科は、多分、オセロット(山猫)とかだと思うけど、数が多いってことはそれだけ生活に近かったんだろうなぁと思いました。

アンデスの文明は文字を持たないので、その時の自分たちの様子を上のようなものでたくさん残したようです。あとは編み紐の結び目で読み解くとか。(詳しくはわからないけど、作物の採れ高とか記録してたんだろうか?)

最後にはゴールド目当てのスペイン人たちに滅ぼされてしまうんだけど、ゴールド一つとっても細工が独特で当時の風習を模していたりして興味深いのですが、こんなに芸術性の高い文明を金目当てでむちゃくちゃにするとは、スペイン人たちはものを見る目がねぇな~~~~と思うのでした。金はほとんど溶かして延べ棒にしちまったらしいけど。本当なら、いろいろな金の装飾品の複製が展示されてるはずだろうに、ぜんぜんなかったもんね。残ってないんだろうね、向こうの方に。スペインはアンデス文明の末裔の人たちにたくさん賠償した方がいいよ……今、過去にさかのぼって未精算の罪を償えっていう流れだし。(アジアにたいして居直ってる日本に住む人間が言うことではないのだが)滅びてしまうと罪を問うこともできんのかね~~。それと物が言えるぐらいの国の経済力がないとか。いやな話だ。

パネルの話だと、16cにスペイン人の侵略があるまでスペインにトマトもなかったしじゃがいもだって日本に流通しなかったし、韓国に唐辛子もなかったんだよってことらしいです。我々も知らないうちに侵略の恩恵を受けていたのですね。

まーでも、侵略しなくてもいずれ交易とかで手に入ったんじゃないですかねー、もーほんとやーね侵略者って、ってかんじでした。全部見終わった後、クリムトの金ピカ色のポストカードとか売ってあったけど、アンデス文明の壮絶な展示を見た後だと西洋画がかすんで見えてしまいました。クリムトに罪はないのだけど、あの金色を見ると、どうもこう、胸がざわつきます。

GW中は人が多くて立ち止まってじっくり見る暇がなかったのが残念。パネルも流し見でした。最後にミイラが置いてあって、死んでなおこんなふうに展示されるなんて気の毒だなぁという感想を持つなど。(あの人たちが安らかでありますように。)

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