昨日は休日だったのでゾンビ映画を三本見ました。釜山行き(日本語タイトルは「新感染」。だっせーから以下釜山行きと呼ぶ)、ワールドウォーZ、あと懐かしのアイ・アム・レジェンド。あ、最後のはゾンビじゃなくて吸血鬼ものだった。終末サバイバル映画のくくりだな。なんで一日に三本も映画を見たかって、釜山行きがショックを受けるほど面白かったからです。

釜山行きを見たあと、ワールドウォーZを見たからわかるんだけど、あれってけっこうZの影響受をけてたんだなぁ。「あ、ここの元ネタはここかあ」ってなってました。見比べてみると結構興味深い。でも、釜山行きの方が怖かったかな、わたし的には。映像はハリウッドの方がそりゃ凄いかもしれないけど、釜山行きの方がホラーとして軍配が上がります。あんな勢いでゾンビに向かって来られたらたまらん。ゾンビ役の人の演技が一人ひとり渾身の出来だったので、なおさらぎえーって感じでした。すごかった。高速貞子✕∞くらいの勢いがあった。あんまりすごいものだから、撮影中に怪我をした人がたくさんいそうだなって思ってすげー心配になりました……。最後の方、主人公がゾンビの手首をげっしげし蹴りつけるシーンとか、うわこれマジで蹴られてんじゃねえの?ってなるくらいでした。迫力があった。いやでもあれはガチで蹴ってるようにしか見えなかった……ゾンビ映画に出演するって大変なんだな……と阿呆なことを考えるなど。

うーん、なんかね、釜山行きを見ていたら、途中で胸が苦しくて泣いてしまいました。ついセウォル号のことを思い出してしまったんだと思う。沈む船とともに若い人がたくさん亡くなったけど、あの混乱の中、助かりたくて普段やらないようなことをやった人とか、自分のことは顧みず避難誘導した人とか、やっぱいたんだろうなと。映画を見ながらそういう光景がぐわっと襲ってきてなんかすごく辛かったです。

よくよく見てみると映画全体的に、口蹄疫とか、TV画面の政府の対応とか、デモとか、デモに対する老世代の反応とか、列車の中で離れ離れになる老姉妹とか、日本のオッサンみたいな(笑……おうと思ったけどあとでよく考えたら笑えないな)いやーな感じの中年男性とか、疑心暗鬼になって分断されてしまう人々とか、そういうモチーフがたくさん出てくるんですよね。釜山行きは、一見ゾンビ映画だけど、底にあるのは、韓国の人たちの血の歴史だったんだろう。迫力が違った。ヒーローはどこにもいなかった。いや、あの熊さんみたいなかっちょえーおじさんは私のヒーローだったけど、(高校生の男の子もかっこよかった)、やっぱりヒーローはどこにもいなかった。ただ、そこにある人々の姿が描かれていた映画だった。私が今まで見てきたどのゾンビ映画とも性質が違うように感じた。(まーそういう意味では、日本語タイトルの「新・感染」というのも悪くはないかもしれないけど、オヤジギャグが過ぎてて興醒めするのでナシっすね……)

最後、主人公に職場の人が電話をしてくるシーンが妙に印象的でした。私はなんとなーく、「この人、このあと自殺しそうだな……」と勝手に思ってしまったんだけど、あのあとどうなったんだろうな、キム代理……。生きててくれや……死んだらあかんで……。そしてついでに思ったのが、もしあれが、キム代理が日本人だったら、なんとなく関係ない風をよそおってなんとなく忘れてなんとなくこれからをちゃっかり生きていくのではないだろうか。他人から糾弾されてやっと前を向くけど必死で目をそらしてそう。日本語圏あるあるだけど。

ネタバレだけど、「ぼくたちが助けたあの会社……」というセリフのどしっとくる重さと、次の瞬間の軽薄な物言いがすごく良かったな。あのシーン、好きですね。まあ考えると酷い話だけどな(笑)

若干、最後の中年オッサンとの対決はちょっとくどいからいらないかな~と思ったかなぁ。(そのシーンにかかる、ワールドウォーZ並みのゾンビアクションもぶっちゃけいらなかった気がする。蛇足感がある。自分的には同僚の電話で一区切り着けて、そのあと主人公がうっかり不幸に遭うとかでもよかった)まあ、でも二時間映画なのに最後までドラマティックでハラハラさせられて面白かったからオールオッケーって感じです。それにしてもゾンビ怖すぎるわ。ゾンビって怖かったんだな。ゲームやってるとそのことを忘れるけど、ゾンビは怖いんだよね。面白かった。韓国すげーじゃん。やるなぁ。そういえば日本のゾンビ映画はどんなできなんだろう。あ、カメラを止めるなもゾンビ映画だっけ? 最近やたら宣伝してるけど(地上波とかギャオとかで振る舞ってたような)、まー私はあれは見ないかな。どれくらい見ない意志があるかというと、私を拉致して椅子に縛り付けて映像の前に放り出さないと見ないだろうねっていうレベルの見たくなさです。だって乗っ取りくさいし。(※視聴すらしていない個人の感想)本物の創作物じゃない気がする。宣伝見るたびに、ゴースト・イン・ザ・ボックスの人たちも気の毒だな……といつも思っています。気の毒だけど、書く手を止めないでほしいな。ジュリアン・キャメロンも書き続けろと言っているよ……。こういう死ぬほど悔しいことがあったときは、書くことが一番の癒やしになるそうです……。

韓国映画の話に戻るけど、私が最初に見た韓国映画は「レッド・ファミリー」だったかなー。これはすごいおすすめ。平凡な家庭の隣に越して来た幸せそうな一家は実は北の工作員一家だった……というコメディと見せかけた本質どシリアスな良映画です。昼間は「あらあらこんにちは」というような上品な奥さんが、実は上官の立場で、旦那役や娘役の人に「貴様!何を考えている!!」ばしー!みたいな感じのやつ。ちゃんと家族全員で将軍様の肖像画を拝んでいます。すごい……なんかあれですね、昭和天皇をあがめる昔の人のような……そういう影響あるんやろうかね。映画を見て、ああ韓国の人にとってそんな風にスパイ活動されることは身近なことなんだな……とショックを受けました。

こうして書いてて思うけど、日本って本当に間抜けな国だなぁ。なんでそんなことも感じられないんだろう。隣にある国なのに。(それともみんな実は肌で感じられるほど知っていて、私だけ何もわかってなかったとか?)

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ワールドウォーZは安心のハリウッドクォリティでした。ブラッド・ピット主演だけど、見ていてブラッド・ピットがプラッド・ピットぽくなくて、あれ?この人だれだっけ?あ、ブラッド・ピットか……ってなりました。何を言ってるのかわけがわからない。役者が役者の人格を表に出さないのが上手い人だな。どんな役をやってもこれは○○!って感じの人いるじゃないですか。トム・クルーズとか。あれとぜんぜん違う。というかだんだん、ブラッド・ピットってこんな人だっけ……ってなってました。私の中に元々あったと思われる、ブラッド・ピットの構成要素が何か崩壊した。(日本語がひどくてごめん……)今だにあれがブラッド・ピットって全然信じられないんだけど、どうしてだろう。髪型のせいか?

在韓米軍に残ってる部隊が良かったです。「俺もクソZかよ……」ああーこういう人すごい好き……大尉……。

ワールドウォーZは特に書くことが思い浮かばない。アメリカはやっぱりヒーローの国だなぁと。

アイ・アム・レジェンドは犬が可愛いんですよね。犬が見たくて再視聴したようなものです。それにしても、あの荒廃したNYの光景ってどうやって撮影したんだろう……。全部CGなのかな。最近、Division(PS4のゲーム)をやってたから、あーこれDivisionで見たわっていう景色がけっこうあって今見ると別の意味で面白い。Divisionってアイ・アム・レジェンドに影響を受けてそう。映画を見たついでに原作小説を買ったので届くのが楽しみ。読む暇があるかわからないけどなんとか読みたいな。

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釜山行きの感想を書きたくて書いただけだから、他の話が雑になってしまった。すまない。あと、ブログを書くの飽きてきたな。小説を書くか……

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